新人店長のための店長育成(起業家)マニュアル

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視線が合う人、合わない人

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視線の2つの重要な働き

 

『目は口ほどにモノをいう』という格言があるが、心理学的に見ると、視線には2つの重要な働きがあるそうです。

 

1つ目は、視線によってコミュニケーションを成立させたり、回避したりすることができる。話をしたいと思っている人は相手の視線をとらえようとするが、話しかけられるのを嫌がっている人は視線が合わないように工夫する。社内を見まわした時、自分の視線に対する部下の反応のしかた次第で、『何かいいたいことがある』部下、『腹蔵のある』部下がすぐわかる。

 

2つ目は、視線にはフィードバックの働きがある。相手に好意を持っていたり、話に強い関心を持っていたりする時には、視線を頻繁に合わせようとする。逆に、話をしている時、部下が視線をそらしたり、合わせようとしないのは、不快感があったり、話を終わらせたい場合です。

一般に、視線を合わせる事によって、相手の関心を引きつけたり、自分の熱意を相手に伝えたりすることができる。説得や援助の依頼は、相手の目をしっかり見て行なうと成功率が高まることが知られている。

相手の『視線を合わせながら話をするのは苦手だ』という人が案外多いが、これは大変損していることになる。初対面の人でも視線を頻繁に合わせて話をすると、『信頼できる、親しみやすくて話しやすい、快活である」といった、いい印象を相手に与えることができるからです。

 

『視線』にあらわれる深層心理

他人と視線を合わせることをアイ・コンタクトという。

非言語コミュニケーションの中で視線の果たす役割は特に大きい。心理学の実験から、視線の接触は、次のような効用のあることがわかっています。

 

第一に、まず視線を合わせることによって、対話が始まる。たとえば、会議の時、発言したいと思っている人は議長と視線を合わせようとするだろうか。

第二に、視線を合わせることによって会話は進行し、視線を合わせないようにすることによって会話は終わりになる。視線を合わせなくなる、うなずかなくなる、微笑まなくなる。これらは会話を終わりにしたいというサインです。

第三に、好きだったり、関心を持っていたりする人には視線を向ける。たとえば、会議の時、参加者は頻繁に中心的な重要人物を見る。オフィスのなかで、モテる女性や男性は、同僚から見られる機会が多いと考えられる。

 

 

『じっと見つめる』事のプラスとマイナス

初対面の人と話す時、その話し相手と視線をよく合わせる人は、『信頼できる、快活である、親しみやすい、話しやすい』との印象が持たれやすく、仕事のパートナーに選ばれやすいそうです。

ところが、その一方で、視線を合わさないほうがいい場合もあります。相手を褒める時は、相手を見て話す人のほうが好感を持たれる。しかし、相手を批判するときには、目をそらして話す人のほうが好感を持たれることがわかっている。

一般に、相手をじっとみつめることは、支配欲求や競争心をあらわすサインとみなされるらしい。例えば、10秒以上みつめ続けると、相手は不快感を持ち始めるというデータがあります。つまり、視線には、プラスとマイナスの両方の意味があります。

批判するときは、じっと相手を見つめることが悪意と受け取られてしまうので、印象が悪くなります。ところが、褒める時にはその逆で、見つめることが好意と受け取られるので好感が持たれるというわけです。

視線には、相手の注意や関心を引き付ける働きがあります。小学校の先生が子供たちにある物語を読み聞かせるとき、1人ひとりの子供の目を順に見ながら話したときのほうが、その内容をよく覚えていたとの研究があります。

部下や同僚と話すときには、相手と視線を合わせることによってコンセンサスが得やすくなり、好印象を与えることもできるといえます。ただし、視線がマイナスの印象を与えないように気をつけなくてはならない。

また、一般に、嘘をつこうとすると視線の接触が減少すると言われています。ただし、こうした傾向は男性には見られるが、女性の場合はむしろ視線の接触が増加するとの報告もあるので、注意が必要です。

なお、支配欲求の強い人、周囲の人の言動に敏感な他人志向の人、他人を求めたがる親和欲求の強い人、外向的な人は、そうでない人より、視線をよく合わせることがわかっている。視線の使い方1つで、人柄が知れるというわけです。

『目は口ほどにモノをいう』というが、『口ほど』どころか、口では言えないホンネが、『口以上』に、視線の動きにあらわされることがあります。

人心を読み、収攬するためには、目の動きを読むことも大切だと言えます。

 

本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた!!

 

 

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