やりたいことがわからない
『もっと自分にふさわしい仕事や生き方があるに違いない』との思いにとらわれ、たいした理由もなく、転職を繰り返す人がいる。
最近では、転職をすることは当たり前の時代となったが、昔はこういうはっきりした目標や展望がないにもかかわらず、むやみに転職を繰り返す現象のことを『青い鳥症候群』と呼んでいた。
メーテルリングが書いた『青い鳥』に出てくるチルチルとミチルは、幸せの青い鳥を求めてあちらこちらをさまよい歩く。しかし、最後に、探し求めていた鳥が自分たちの鳥かごにいることに気づくのだ。
この話から青い鳥症候群には次の5つのような特徴がある。
①協調性に欠け、思いやりが薄い
②なんでも自分の思い通りになるという幼児性が残っている
③礼儀や常識をわきまえない
④忍耐力が乏しい
⑤機転がきかないので、動揺しやすい
このような人達は、子供の時に友達や兄弟と衝突した経験が少ない、また、母親との関係が機密すぎて自立性が育っていないと考えられている。
退職願望者があげていた、上司や同僚との人間関係のトラブル、仕事に対する不満などの理由は、青い鳥症候群の若者たちの自己中心的で、幼児的な態度と無関係ではないと思われる。
やる気のある奴は去れ!!
やる気のある奴は、もの事の中心しか見ていない。
面白い事は、その周辺にある。
ちょっと外れたり、ちょっとズレたり、それに気がつかない。
やる気のある奴は、視野が狭くなるんです。
店長の仕事でも、『もうやる気満々です』という時ほど周りが見えていない事が多い。
アルバイトスタッフを見て、その店のアルバイトスタッフに応じて指導方法もかえないといけないが、『俺のいう通りにやればよくなる』『さあ、ついてこい』というのもすごく暑苦しくなる。
やる気っていうのは、そういうものではない。
この動画を見て『やる気があっても物事の本質がわからないとダメ』という言葉はすごくわかる。
私もそうだったが、今の若者は、自分のやりたい仕事じゃないからやりたくない。やりたい仕事が見つかるまではニートでいる人が多いんですけど、やりたいことが見つからないというのは当然のことで、やってみて、そのうちに段々やりたい事もわかってくるわけです。
何のために仕事しているのか
給与やポストのために仕事をする人は、『報酬のために仕事している』と考える。だから、報酬に不満を感じると、その仕事を続ける動機が低くなるので、必然的に仕事に熱が入らなくなってしまう。
ところが、報酬を考えないで仕事をしている人は、『好きだから、この仕事をしている』と考えることができる。『いわれたからするのではなく、自主的に仕事を続ける』との内発的な動機が芽生えていることになる。
『金のために働く』とか、『ライバルに負けたくないので、頑張っている』という人は、実際に収入が増えなかったり、ライバルに勝てなかったりしたとき、やる気をうせてまうだろう。報酬目的でなく、内発的動機で仕事をしている人は、目的意識の希薄なライバルに負けることはないだろう。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた