おはようございます。はんたんです。
もし、目の前にサボっているスタッフがいたら、店長としてあなたならどうのように声をかけますか?
①「何やってんだ!!きちんと掃除しろ!」
②「ここは、きれいになっているね。すごい!!」
多くの場合①のような叱り方をします。そして、次の日もまた次の日も同じ叱り方をします。
同じ事を何日も繰り返すと、「うちのスタッフはおかしい!!」とか「心がない!!」などと思えてきます。挙句の果てには、「あいつらは腐ってる」とかスタッフの人格を否定したり、他人に責任転嫁するようになります。
しかし、②の場合は違います。どんな状況でもスタッフの良さを見つけて承認しようとします。「ここは、きれいになったね。すごい!!」と言ったりします。
そのスタッフは、次の日には、せめて店長の前だけはほめらられようと掃除するでしょう。
やがて、徐々に掃除をきちんとする機会が増えてきます。
コーチングの基本は、「承認」です。あなたは、大切なスタッフを承認していますか??
今日は、「コーチングとカウンセリング」の考え方について書いていきたいと思います。
コーチングについて
ある人物(コーチ)が、別の人物と人間関係を構成し、それを維持することでその人物が学んり成長したりするのを容易にする事
コーチングほど他人の能力を伸ばすうえで重要なものはない。
「男に魚を一匹与えれば、1日生きられる。魚を釣る方法を教えれば、男は生涯食うに困らない」これが、コーチングです。
命令をするのとやり方を教えるのではまるで違う。優れたリーダーは、あらゆる場面を指導する機会だととらえている。
もっとも効果的なコーチング方法は、まずその人物を観察し、役立つフィードバックを行うことだ。その際、優れた点や改善すべき点を具体的な行動や業績をあげて指摘すべきです。
コーチングの哲学
1.人は、無限の可能性を持っている。
2.人が、必要とする答えは、すべてその人の内部に保有されている。
3.答えを見つかるためには、パートナーが必要とされる。
4.「気付き」を重視する。
「コーチングの鉄則」は、答えは外から与えられるのでは意味がなく、自分から生み出さなければ、その人の身につかないということだ。
カウンセリングについて
カウンセリングは、スタッフが、何をどうすれば良いのかわかっているものの、意図的に実行しない、または実行できない場合に必要になります。
カウンセリングは、問題の解決にプライバシーと時間が必要である場合に、問題が発生してから実施されます。
カウンセリングは以下のような時に行います。
①ルール違反があった時
②パフォーマンスの問題が繰り返し起きた時
③意見に対立や騒動があった場合
④状況が問題になる前の予防策として
カウンセリングを行う時は、以下の言動を避けてください。
①父親、母親的アドバイスをする
②腹を割った会話をする
③「きちんとやるか辞めるか」と言い渡す
④批判、非難をする
⑤スタッフの人格を変える
カウンセリングは、
①他に誰もいない、落ち着いた場所で、中断したり邪魔するものがない中で行われる
②スタッフの人格ではなく、スタッフの行動を変えるように集中する
③他者が自助できるよう、手をかす
④記録を残す
最後に
店長は、スタッフと日々一貫した正しいコミュニケーションを取る事が大切です。
言うべき時に言うべき相手に言うべき事を言う
店舗は様々な個性の集まりです。非常に悲しいですが承認だけですべてのスタッフがよくなるわけではありません。
チームの輪を乱す人が、いればすぐにカウンセリングを実施しないといけません。そのままにしておくと確実にお店に害を及ぼします。
真面目に働いている人が、馬鹿を見ないような環境を作る事は、店長として必ずしないといけない事です。当たり前の事ですが日々、大小の問題が起きます。お店は生き物です。
日々人、物、金の3点には十分気をつけていくように心掛けて下さい。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた!!