おはようございます。はんたんです。
今回担当しているお店は、売上苦戦店舗です。どうすれば改善できるのか本当にわからない。安売りをすれば、客数は増えるが利益はとれない。利益がとれなければそれはビジネスではない。
私には、コピーライティングや販促手法を駆使して売上を上げたり原価を下げる工夫などなど誰も驚くようなスペシャルテクニック的な能力はない。
もちろん、そういった戦術を駆使して目先の利益改善を図ることも大切だと思います。
小手先のテクニックではなく骨太のいつの時代も通用する原理原則。
それをやれば業績があがるということではなく、これを外しているうちは絶対に結果がでないという原理原則です。
今日は、そんな「原理原則」について書いていきたいと思います。
社会が発展するにつれ、古くから伝えられている真理は、複雑な現象の中に埋もれてしまいます。
私の尊敬する経営者稲盛和夫さんもこう言われています。
『経営を行っていくにあたっては、ビジネスの本質が何であるかを決して忘れてはなりません。』
第一次石油危機の直前、日本では「日本列島改造論」のため土地ブームが起きました。地価の高騰を期待して、多くの会社が争って土地を購入しました。京セラの取引銀行も、利益を預金してもらってたいへん有難いが、不動産に投資すれば大儲けができるのだから、是非すすめたいといってこられました。
しかし、私は当社のビジネスは、不動産に投資することによってではなく、製品をつくり価値を付加することにより利益を得ることであり、今後ともこの方法のみを追求していきたいと丁寧にお断りしました。
そして石油危機が起きた時、ほとんどの会社は現金を土地に投資していたため、身動きがとれなくなっていました。しかし、京セラは手元に資金があり、工場や設備への投資に使うことができたのです。
当社の優れたバランスシートは高く評価され、私は、「先見の明」があると褒めていただきました。もちろん、未来を予知できる人などいる訳がありません。他の人たちがうわべだけを見ていた時に、私はただビジネスの本質であると信じている原理原則を堅持していただけなのです。
「人間として正しいことなのか悪しきことなのか」ということを基準に判断し「人間として正しいことを正しいままに貫いていこう」という考え。
楽してお金を手にする方法では、例えすぐに結果がでて大金を手にしたとしても継続して安定した結果は得られない。
飲食店は、綺麗な店内でいい接客をし、できたての商品をすばやく提供する。これの基準を地道に徹底的に上げていくしかない。
それができたうえで、販促を行うことでお客様が増え、リピーターも増え、売上が上がっていくのは普遍の法則だと思います。
今やっていることはすぐには結果はでないので一度にたくさんの事をせず1つ1つ改善のアクションをとって繁盛店にしていきたいと思います。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた!!