こんにちは、はんたんです。
4月から新しいお店に異動になりました。まず初めに感じたお店の印象は、とにかく汚いということです。これは、GWまでになんとしないといけないと思い、コツコツ毎日清掃をしています。
実は、私の一番好きな仕事はお店を掃除することなんです。だから汚いお店に異動になると逆に嬉しいし燃えます。そして、必ず私が担当したお店は綺麗になります。
私が『掃除』が好きな一番の理由は、100%目に見えてやった成果が出るからです。あとすぐに成果がでるので好きです。
今日は、そんな私の大好きな『清掃』について書いていきます。
店の清掃度は士気のバロメーター
清掃は、お店のQSCのひとつ、クレンリネス(C)を維持するための重要な仕事です。言い換えれば、クレンリネスの程度は、店長を評価する基準のひとつです。
やる気のない店長のお店では当然、従業員のモラルダウンが進行するが、その最初の現象としてあらわれるのがお店の汚れです。
クレンリネスがいかに大切かについてもう一度、その意味を確認してほしい。
さて、ひと口に清潔感といっても、その感じ方にはかなりの個人差がある。敏感な人もいるし、なかには無神経としかいえないような人もいる。敏感な人もいれば鈍感な人もいるし、なかには、無神経としかいえないような人もいる。鈍感な人や無神経な人と敏感な人とでは、「きれい」のレベルが違う。
したがって、鈍感な人の場合、本人はちゃんと清掃しているつもりでも、結果としては、「手抜き」でしかないということになってしまう。
しかし、飲食店で働く以上は、鈍感な人にも敏感になってもらわなければ困る。ではどうすれば、その個人差を埋めることができるのか。
その答えはいうまでもない。きちんとした清掃マニュアルをつくり、計画的に実行することです。そうすれば、従業員全員が一律に掃除できるはずです。しかし、マニュアルは万能ではない。マニュアルがあるからお店がきれいになると思ったら、大間違いです。もっとも大事なことは、従業員ひとり一人のクレンリネス意識を向上させることなのです。
「店を清潔に」は店長自ら!!
お店を綺麗にするには店長であるあなた自身が、シビアなクレンリネス意識をもっていなければならない。ここがしっかりしていなければ、「ピカピカに磨いた清潔感」など、所詮、絵に描いた餅でしかありません。
つまり、飲食店のあるべき清潔感とは、どういう状態のことなのか、お店のすべての部分について明確な基準をもち、従業員に具体的に示すことができなければならないのだ。どんな組織でもトップがだらしなければ下は右へならえ、です。しかし、素晴らしいお店にしたいという強い意識があり、しっかりとした認識をもって率先実行すれば、お店のクレンリネスは必ず向上していく。
できる店長とは常にお店の清潔感や破損に対して敏感だから、自然と床に落ちているごみを拾い、破損部分を修理するものである。ルックスの落ちた蛍光灯にもすぐに気がつく。そして、従業員も店長の感覚を共有できるように育っていくものです。
「店を清潔に」保つには
『店を清潔に』の習慣は従業員の休憩室から
店内をいつも清潔に保つには、マニュアルや清掃のチェックリスト、掃除のしやすい器具や道具が必要です。しかし、もっとも大切なのは結局、他人に対する思いやりの心です。飲食業とは奉仕業なので、他人を気持ちよく過ごせるようにしてあげようという奉仕の心こそ、サービス業のホスピタリティの原点です。そして、この思いやりの心は、たんなるマニュアルでは決して身につかない。強制してしかできないようでは、必ずボロが出るし、タガが緩んでいく。
汚れたお店では仕事をしたくないと、全員が自然に思うようにすることが大切なのです。
その為には、まず店長自身の身の回りをきちんと整理整頓することが重要です。
そして、従業員の休憩室もきれに使う習慣をつけさせることです。
店長の机の上が、いつも乱雑でコミだらけだといつまでたってもクレンリネスなど実現できない。
休憩室は、従業員が心身をリフレッシュし、また従業員同士、店長と従業員がコミュニケーションをはかる大事な場所です。まず、ここからきれいにする習慣をつくることです。
清掃は地味な作業です。また、誰もがイヤがる作業ともいえるだろう。しかし、お客様の評価はたちどころに下される。お客様は何よりも不潔なお店を嫌う。お店の人間にとっては、「あまり汚れていない」状態でもお客様の目には不潔に映るのです。このことを決して忘れたはいけない。