おはようございます。はんたんです。
今日で『部下は2つのタイプ分けで十分』の最終章です。
We/Meタイプの特徴がストレートに表に出ずに、内側に向かってしまっていることがあります。今日は、そのことについてわかりやすく書いていきたいと思います。
隠れMeタイプへはこう対応する
Meタイプというのは、「私」を重視するので「我が強い」ということはお分かり頂けたと思います。
そうなると、Meタイプは仕事に関してかなり自己主張が強いのが普通です。
しかし、この「私」を重視するという特徴が、外に出ずに自分の内側に向けられた場合にはどうなるでしょう?
その場合には、「自意識過剰」、「対人緊張」というかたちになって表れてしまうのです。
「私」に対してプライドをもちながらも、経験不足や能力不足のために、その実力を発揮できないとします。そうなると「自分はダメだ」という自己嫌悪感が必要以上に強くなってしまい、自信を喪失してしまうのです。
そうなると、Meタイプでありながら表面的には押し出しの少ない大人しい印象に見えますから、「こいつは他のメンバーとの協調を大切にするWeタイプに違いない」とつい見謝ってしまうのです。しかし、その人も本来はMeタイプですから、心の底には、「本当は、自分が一番だ」というMeタイプ的な我の強さが隠れています。だから、Weタイプ的に指導されると、反発したり、うまく機能しなくなることがあります。
「私」が内側に向いているこのタイプは、「隠れMeタイプ」となります。
本質的にはMeタイプの感受性をもっているので、このタイプに対しては、やはりMeタイプに接するように指導すべきなのです。
隠れWeタイプへはこう対応する
Weタイプの中にも、非常に押し出しが強く、自己中心的に見える人がいます。
自己中心的な性格ならばMeタイプに違いないと謝って判断してしまうことが少なくないです。
周囲との一体感を大切にするというWeタイプの特徴があまり強く出すぎると、「私が感じているのと同じようにみんなも感じているに違いない」と勘違いをしてしまうことがあるのです。それが自己中心的な態度に見えてしまうのです。
本来はWeタイプなので、わがままに見えるその態度も「自分が嬉しいと思うことは、人も嬉しいと思うはずだ」と感じて、人に対してもよかれと思って行動をしているだけなのですから、一概に自己中心的と決めつけるわけにはいきません。
当然、このタイプには、我を刺激するというMeタイプ向けのアプローチではなく、チームワークにポイントを置いた説得の仕方を試みるべきです。
「私たち」があまりにも強く出すぎるてしまうこのタイプを、「隠れWeタイプ」となります。
表面的に出ている特徴よりも、「何がその特徴を際立たせているか?」ということを見極められれば、Meタイプ/Weタイプを間違って判断してしまうことはないはずです。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。それではまた!!