【目次】
これでいいのかという問題意識
店長にとって、現状肯定は最大の落とし穴です。経営は生き物というが、まさにそのとおりで成長が止まった時=現状を肯定した時からお店は衰退への道を歩き始めます。
なぜなら、飲食店のマネジメントに完璧ということは絶対にないからです。
ある時点では満足のいく状態だったとしても、次の時点ではもはや、それはあるべき状態ではなくなっている。そして次の改善のテーマが浮かび上がってくる。その改善の積み重ねでしかお店は成長することはできない。
今、自店には、何が足りないのか。店長は常に、その問題意識を持ち続けていかなければならない。
『これでいいのか?』という問題意識を常に持つ事が重要!!
問題意識とは、現状を変革しようという意識です。それにはまず現状に疑問を持つことが重要です。
「これでいいのか?」という意識でお店を見てみましょう。そうすれば、次々と問題点が浮き出てくるはずです。
来店単位をよく見る
今月もなんとか予算、前年売上を達成することができそうでホッとしています。
しかし、客単価がアップしているものの客数がダウンしているので早急にアクションをとらないといけません。
よく店長に『どのような客層が多いですか』という質問をした場合、
大抵は『若い人が多い、男性が多い、高齢者が多い・・・』という感じで答えてきます。
業態によりますが、1人1人の客層よりもどうのような集団が多いかが戦略を考える上で重要となります。
来店単位
1人、2人、3人、4人という単なる1グループの人数だけでなく、カップル、男性グループ、女性グループ、男女混合グループ、ファミリー、1人客でも、ヤングとアダルト等と分けられます。
どのような客層が強いかではなく、どのような来店単位が強いか、どのような来店単位を取っていくのかが戦略を考える上で重要となります。
機械構成や接客、店舗演出もこの「来店単位」に合わせたものにしていく必要があります。
また、来店単位のバリエーションを増やすことが客数アップになりますので来店単位別の販促イベント等も結構、効果があります。
『カップルで来店したら〇〇プレゼント!!』『家族4人で遊べば△△サービス』等です。
『客数 = 来店単位のバリエーション × 1組当たり人数 × 来店頻度』
という考え方を持つ必要があります。
最後に
よく言われることですが店長次第で売上高は、1~2割は変わると思います。
一般的に、飲食店の売上高は店長の能力によって10%~20%の違いが出ると言われている。これは、私の経験からもほぼ間違いないといえます。
これだけの差があるということは、理屈では、できない店長のお店とできる店長とでは、標準店の売上高の40%の違いが出るということになる。しかも利益の違いはもっと大きくなります。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた!!