新人店長のための店長育成(起業家)マニュアル

新人店長が壁にぶつかりながらも、1年後に起業家マインドが身に付くブログ!!

人は、「自分を受け入れてくれる人」には必ず従う!!

 

 

子供の頃に、「大人ってどうしてこうなんだろう?自分はあんな大人にはならないぞ」と思った人も多いと思います。

 

でも、大人になるとそんな気持ちも忘れて、やっぱり大人の都合で考えてしまいます。

社会人になったばかりの頃も、「俺達が、こんなに頑張っているのに、どうしてこの上司は分かってくれないんだ?俺が管理職だったら、もっと現場の気持ちを大切にするのに」と思ったことが一度ならずともあるはずです。

 

でも、自分が役職につくと、部下の気持ちなんか忘れてしまうのです。

 

あなた自身の人生を振り返ってみてください。

 

あなたの信頼できた大人、先生、先輩、上司とは、どんな人だったでしょうか?

共通することは、「あなたのことを認め、肯定してくれた人」ではないでしょうか!!

 

誤解しないでください。私は、「部下のことを肯定してあげましょう」などということ言っているのではありません。

 

誰かを受け入れてあげる。肯定してあげる。

 

「あなたが、誰かを受け入れてあげるとき、あなたは必ず相手よりも大きい存在だということ」です。

 

論理的に考えても、自分よりも大きなものを「受け入れる」ことはできません。だから、潜在意識的に、人は「自分を受け入れてくれる人には敵わない」と感じます。

 

 

 

否定語は、潜在意識に特殊な作用をもたらす

ところが、多くの人はこのことを正しく理解していません。

 

「この仕事は、期限には間に合いませんよ!!」と部下が口を尖らせて言って来たら、たいていのリーダーは、次のように言います。

 

「そうだな、確かに厳しいスケジュールだものな。でも、可能な範囲でいいから努力してみてよ」

 

これは、スケジュールがキツイという部下の訴えを受け入れたようで、実は受け入れていません。リーダー本人としては、一応、部下の訴えを受容したつもりになっているのでしょうけど、部下はそのようには感じていません。

 

なぜでしょうか?

 

それは、「確かに厳しいスケジュールだものな」と受けておきながら、そのあとで、「でも・・・・」と言ってしまっているからです。

 

「でも」というのは、英語で言えばBUTです。

 

このBUTは、潜在意識的に特殊な作用をもたらします。

「BUTは、その前に来るフレーズを打ち消し、その後にくるフレーズを強調するという作用がある」のです。

 

 

 

でも/しかしを、だから/そしてに言い換えるだけで

「でも/しかし」と言わずに、「だから/そして」と言うことです。

 

先ほどのセリフをこう言い換えればいいのです。

「そうだな。確かに厳しいスケジュールだものな。「だから」、可能な範囲でいいから努力してみてよ。

 

わかりますか?

 

論理的には、前の文章とはまったく同じ意味です。しかし、印象としては、まったく違うものになります。

 

こう言われれば、部下にとって、自分の訴えを受容してもらえたという気持ちは消えません。BUTで後から否定していないからです。したがって「可能な範囲で努力してみてよ」というリーダーの指示も素直に受け入れたくなるのです。

 

チームメンバーの「苦情」をまずは受け入れた後、つい「でも・・・」という接続詞を口にしてしまいそうになったら、それをグッと堪えて、「だから/そして」という接続詞に置き換えてみてください。

 

部下の反応や動きがまったく違ってくるはずです。自分のことを受け入れてもらえたという印象が強く残るからです。

 

是非、今日から

「でも」「しかし」を、「だから」「そして」に言い換えて見て下さい!!

 

本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた!!

 

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