人の採用が困難な昨今、決して能力の高い人ばかり採用できる時代ではありません。
あなたもリーダーとして「何度説明してもあまり理解してもらえない。やる気を感じてもらえない。」といった自分から意欲的に学んでくるようなガツガツとしたタイプではない若者に仕事を教えていかないといけません。
私は、教えるのが得意です!!という人は少ないと思います。
そもそも教え上手とはどんな人でしょうか??
教え上手とそうでない人の違いは2つ
①相手の能力に合わせた教え方ができるか否か
②相手の気持ちを尊重できるか否か
「これくらいのことは、知っているべき」
「こういう場面では、自分で考えて動けるべき」
人間は、自分の「べき」を相手に押し付けてしまいがちです。
しかし、「べき」を押し付けたところで知らないし、できないことができるようになるわけではありません。
相手の習得レベルに合わせて教えていかないといけません。
レベル①知識増加ステージ(入社後~0.5人前まで)
全くの初心者の段階です。このステージの教える目的は、必要な知識・手順・ルールを増やすことです。
レベル②自分で教える力習得ステージ(0.5人前~1人前まで)
このステージの目的は、頭の中に考え方、行動のフレームをつくることです。
レベル③質問のステージ(1人前~1.5人前まで)
このステージの目的は、「自分で考えて動く力(自己調整学習力)」を高めることです。
『自分で考えるクセ』を身につける!!
レベル④任せるステージ(1.5人前~)
責任ある役割を任せることでさらに成長させる。
「相手基準」に立ち、知らないこと、できないことは、その現実を受け止め相手に合った教え方をしていくことが大切です。
仕事を教える目的について
仕事を教えるという目的は、結果を出し、チームに貢献できる人にすることです。
仕事を教えるという行為、教育の効果は、相手が変わったかどうかで判断するというルールに基づいて行う必要がある。
だからこそ、「相手基準」に立ち、知らないこと、できないことは、その現実を受け止め、相手に合った教え方をしていくことが必要です。
このスタンスが、相手を効果的、効率的に結果を出し、チームに貢献できる人にするためには必要なのです。
あと人が成長していくためには、「仕事の進め方」と「心のあり方」の両方を高めていく必要があります。
「心にあり方」をなぜ必要なのかという背景を伝えた上で「具体的にこうしよう」と行動に「翻訳」し、行動基準を提示してあげる。
やり方を教え、「心のあり方」を伝えて、さらに行動基準を示すと効果的です。
是非、実践してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。それでは、また!!