3月は、別れと出会いの季節です。
今まで一生懸命働いてきたスタッフが就職などで卒業し寂しくなりますが、新しいスタッフが入ってくる季節でもあります。
①あたり前の基本こそ、流さずしっかり教える。
~その人のあたり前は生きてきた環境で違う事を理解する~
「こんな事言わなくてもわかるよね」とあたり前に思う事でもスタッフは、違った解釈をしている場合もあります。
もしくは、今まで教えてもらう機会がなかったかもしれません。
だから、あたり前のことでも端折らず一からきちんと伝え、認識の違いをなくしていくことが大切です。
例えば、「出勤時間の10分前には準備を済ませ、仕事ができる状態にしておく」ということ。社会人ではあたり前ですが、学生スタッフによってはあたり前のことではなかったりします。
ギリギリに出勤するスタッフにイライラするのではなく、「あたり前のことだけと今まで教えてもらう機会がなかったかもしれない。」と思って再度、指導をするようにして下さい。
そう思って関わると店長自身も楽になります。
②なぜそうするのかをきちんと理解してもらう
~理解してもらうには質問し、そうすべき理由をスタッフに答えてもらうやり方が効果的です~
店長:言うまでもないけど、遅刻はしないようにね。
新人:はい、もちろんわかっています。
店長:でも、なぜ遅刻をしてはいけないんだろうね。
店長:遅刻をするとどうなると思う。
その「どうなると思う」に対する答えは、いろいろあると思います。
是非、店長としてこの事を伝えてあげて下さい。
マナーやルールができていないと「最終的には自分が損をすることになるんだよ」「自分自身が周りから信頼されなくなってしまうんだよ」ということを!!
そして、最後にこんな風に付け加えてみてはいかがでしょうか!?
「あたり前のことだけど〇〇さんが、周りから信頼され活躍するためにとっても大事なことだからあらためて伝えたよ。」と
「能力や経験にかかわらず」あたり前の基本こそ流さず教える。
あと、間違っているときは、「相手の成長や相手のことを思ってきちんと叱る」。
叱る時は、冷静にです。
一方的に怒鳴ったりするようなやり方は、「叱る」ではなく「怒る」です。
冷静にしっかり伝えてスタッフに考えさせることが大切なのであって、
その目的は、同じ間違いをしなくなることなのです。
新人スタッフが辞めてしまったらすぐに別の人を採用できるという時代ではありません。スタッフが辞め、人員が不足し、さらに仕事量が増え、お店の雰囲気がギスギスする・・・ようやく採用できてもそんなお店の状況では、新しいスタッフが定着する確率は低いです!!
この悪いサイクルから抜けるには、教える環境を整え、教えることのできるスタッフを育てることが何よりも近道になります。頑張りましょう!!
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。それでは、また!!